トークテーマ Chapter.1外国人社員トーク
当社ではさまざまな国籍の外国人社員が活躍しています。
ここでは、中国、韓国、インドから来た3名の社員に、入社したきっかけや外国人社員だからこそ見える
当社の魅力、今後のキャリアビジョンなどについて語っていただきました。

- from
中国G・Y
制御設計
(プラントエンジニア)2020年入社
- from
インドJ・S
機械設計
(プラントエンジニア)2012年入社
- from
韓国J・K
機械設計
(プラントエンジニア)2019年入社
まずは日本に
飛び込んでみようと
思った。
みなさんはどうして来日することになったんですか?
私は韓国で生まれ、大学卒業まで韓国で過ごしましたが、旅行が好きで、日本にも何度も訪れたことがあり、日本語も勉強していました。仕事をしながら海外の生活を楽しみたいと思い、日本での就職を希望しました。
そうだったんですね。
でも、どうしてスチールプランテックを選んだのですか?
スチールプランテックなら、日本の技術を学びながら、世界を舞台に活躍できると思いました。今の時代、一つの国にとどまっているのはもったいないですし、多様な価値観を吸収することでより成長できると思い、入社を決めたんです。
なるほど。私の場合は、少し変わっていて……。実はもともと日本のアニメが大好きだったんです。中国にいる時からよく観ていたので、日本での生活にずっと憧れがありました。それで、日本の大学院に入学したんです。
どうしてスチールプランテックに入社しようと思ったんですか?
私は大学院では、人工知能を研究していたのですが、当社はAIやIoTなどの先進技術を活用した「スマートプロダクツ」の開発を行っていると聞いたんです。それで自分の専門性を活かせると考え、志望しました。
ちなみに、中国にいる時から日本語は話せたんですか?
いえいえ。ただ、アニメのおかげでリスニングだけは鍛えられていました(笑)
羨ましいです。私の場合、来日するまで日本語を一言も話せませんでした。日本の文化のことも、正直あまり知らなくて……。
どうして、来日することになったんですか?
インドの就職活動では、企業側が大学を訪問し、人材をピックアップする制度が一般的なんです。そこで、当社の子会社であるSPEI(現SPI)に声を掛けてもらったのがきっかけです。
そうだったんですね。
それで、SPEIで働いている時に、スチールプランテックに異動するチャンスがありました。日本とインドは、言葉はもちろん習慣や食文化、全てが異なります。ただ、日本のものづくりには興味がありましたし、知らない国に行く不安よりも「飛び込んでみよう!」という気持ちの方が強かった。それで、来日を決意したんです。
みなさんそれぞれの国で、それぞれ想いやきっかけがあって、今この場所に集まっているわけですね。

仕事の進め方も、
国によって違いますね。
日本での生活で、驚いたことや戸惑ったことはありますか?
ゴミの分別方法が複雑で、かなり戸惑いました。中国ではそこまで厳しくないですし、日本語を読めなかった頃は、もう何をどうしたら。
わかります。私が一番びっくりしたのは、お土産の文化ですね。旅先でお土産を買って、職場のみんなに配るじゃないですか。
ありますね。中国にもお土産の文化はあるんですけど、日本では出張した時でも同僚の分までお土産を買ってきてくれますね。
ええ。お土産を通して日頃の感謝を伝えるという、とてもユニークで素晴らしい文化だなと感じます。あともう一つありました、飲み会の文化です。インドでは同僚と飲む機会はほとんどありません。だから、社外でもみなさんが親しくしてくれるのは、とても嬉しかったです。
そうだったんですね。文化の違いといえば、仕事の進め方も“日本式”を感じることがありませんか?
ええ、あります。日本には、チームワークをとても大切にする文化がありますよね。以前、私が参加していたプロジェクトでは、メンバー全員揃って打ち合わせを行うという場面が、何度もありました。もちろん、インドでもそうした打ち合わせはありますが、その数は日本と比べてかなり少ないと思います。
わかります。日本では新しいシステムや制度を導入する時、何度も話し合いを重ねることで、リスクを洗い出すという狙いがあるんだと思います。プロジェクトが本格的に始動する前から、全体的にかなり厳しくチェックしていますよね。
そうですね。私は、このチームワークで課題を乗り越えていく姿勢を尊敬しているんです。私たちの仕事は、巨大なプラントを建設するというビッグ・プロジェクト。チーム一丸となって前に進まないと、プロジェクトを無事に遂行していくことは難しいんじゃないかと思っています。

国籍関係なく、
一人ひとりを
尊重してくれた。
入社してみたら、外国人社員が意外と多いことに驚きました。
この座談会だけでも、中国、韓国、インド。それに、色々な国の協力会社から日本の技術を学びに来る人もいますよね。本当に多様なバックグラウンドを持った人たちが在籍していて、いつも刺激を受けています。
よく思うんですが、スチールプランテックの社員って海外に対して偏見のない人ばかりですよね?
わかります。
それって、どうしてだと思います?
そうですね。私たちの仕事は、プロジェクトによってプラントを納める国も、部品をつくる製作メーカーも、その都度、ばらばらじゃないですか。だから、当社の社員は世界中を飛び回って、現地の人や文化に直接触れていますよね。そんな環境の中で、次第に海外に対する先入観もなくなっていくのではないでしょうか。
そうかもしれないです。本当にみなさん、海外のことに詳しい。この前も確か、韓国の食事の話で盛り上がっていましたよね。何でしたっけ?
ああ、韓国への出張から帰ってきた同僚に、「本場のカンジャンケジャン(ワタリガニの出汁醤油漬け)は本当に美味しいね!」って言われました。
みなさん本当にフレンドリーで、協力的だと思います。私は入社当初、日本語を一切話せなかったので、周りの人がしっかりサポートしてくれたのが心強かった。積極的に英語で話し掛けてくれて、なんとかコミュニケーションを取ろうと努力してくれたんです。だから私もみなさんの気持ちに応えたくて、一生懸命、日本語を覚えました。
親身になって接してくれるのは励みになりますよね。本当に国籍関係なく、一人ひとりがお互いを尊重し合っている環境だなと思います。
仕事の進め方でも、同じように感じます。私は現在、ある電気炉のシステム制御を担当していますが、そのプログラミングの設計方法についてはほとんど任せていただいているんです。もちろんイチから考えることに難しさもあるのですが、何より自分が信頼されていることが、仕事のモチベーションにつながっています。

日本と世界をつなぐ
ブリッジになりたい。
今後スチールプランテックで、どのようなことに挑戦していきたいですか?
そうですね。世界の最先端の技術を取り入れた、さまざまな機器やロボットをつくり出していきたいです。例えば、次世代の通信システムである「5G」ってあるじゃないですか。
はい、最近よく耳にするようになりましたね。
ええ。こうした技術を導入するには、その土台となるハードウェアの情報処理能力をより高度なものにつくり変えていかなければなりません。その一端を担うためにも、日々新しい技術と向き合いながらキャリアを積んでいきたいです。みなさんはいかがですか?
私は、インドをはじめさまざまな国や地域で、当社のさらなる事業拡大をサポートしていきたいと考えています。
スチールプランテックの技術は、海外のお客さまから本当によく信頼されているなと感じますよね。
そうなんです。私たちの技術は、世界にも通用する、極めてレベルの高いものだと思います。しかし、この魅力をまだまだお客さまに伝え切れていないと思うんです。だから、私が当社の技術を世界に広めていく、その原動力のような存在になれたらと考えています。
自分も同感です。私の場合、海外での案件をさらに増やしていきたい。そして日本と世界中をつなぐブリッジの役割を果たしたいと思っています。そのためにも語学力を活かしながら、仕事で生じるさまざまな壁を取り払っていきたい。それが、今の私の目標です。
